AI=人工知能で被爆者と疑似的に対話できる装置 広島市が被爆80年の2025年8月から運用を始める方針
AI=人工知能を使い、被爆者と疑似的に対話できる装置に向け、被爆者の収録作業が行われました。
カメラに語りかけるのは、被爆者の山本定男さん(93歳)です。
広島市が製作しているのは、利用者が質問すると事前に収録した被爆者の適切な回答をAIが再生させる装置です。収録に臨んだ山本さんは、戦時中について「日常生活を送るのが精いっぱいだった」と振り返るなど当時の様子を語りました。
■被爆者・山本定男さん
「証言者というのはいつまでできるか分かりませんけれども、現代の技術をもってあとに伝わっていくということはとても良いことだと私は思う」
広島市は、被爆80年となる2025年8月から運用を始める方針です。
【2024年11月19日 放送】