9月17日、徳島県那賀町の山で登山をしていた徳島県小松島市の73歳の男性が行方不明となり、18日の朝、意識不明の状態で発見されましたが、その後死亡が確認されました。

（河野将明記者）
「午前6時半、県警と消防の捜索隊が山に入りました」

亡くなったのは徳島県小松島市江田町の73歳の自営業の男性です。

警察によりますと、男性は9月17日午前9時半ごろ、徳島県那賀町沢谷の山「しがきの丸」に登山口から登り始め、正午前に頂上に着いたことを家族が登山用アプリで確認しました。

その後、下山を始めたとみられますが、午後2時48分以降、山の中腹から位置情報に動きがなく、電話をしても応答がないことから、午後6時半ごろに家族が110番通報しました。

（捜索に参加した地元住民）
「かなりきつい山。道はあってないようなもので、ガレ場も多いし、絶壁があるし、用心して登らんと」

警察と消防が、18日の朝から捜索にあたり、男性は午前10時すぎに山の中腹で意識不明の状態で見つかり、ドクターヘリで搬送されたものの、約3時間半後に死亡が確認されました。

警察は、男性が登山道から滑落した可能性があるとみて、原因を調べています。