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「日常を奪った事件の関係者が憎くてたまらない」北島町の保育施設の誤嚥事故 元園長に禁固1年6か月を求刑【徳島】

2025年3月27日 10:07
「日常を奪った事件の関係者が憎くてたまらない」北島町の保育施設の誤嚥事故 元園長に禁固1年6か月を求刑【徳島】
2022年12月、徳島県北島町の「認定こども園めばえ」に通う当時1歳の男の子が積み木を喉に詰まらせ、一時、心肺停止となりました。

裁判では当時の園長の69歳の女が注意義務を怠り、男の子に傷害を負わせたとして業務上過失傷害の罪に問われています。

3月27日に開かれた論告求刑公判では、被害者の母親が書いた手紙が読み上げられました。

そこには「私たち家族の人生を無茶苦茶にして、当たり前の日常を奪った事件の関係者が憎くてたまらない」などと、心境がつづられていました。

検察側は、「被告人は誤嚥事故など発生しないだろうと考え、玩具を撤去するなどの指示をしなかった」として、禁固1年6か月を求刑しました。

弁護側は、「被告人は取り返しのつかない事故を招いた責任を痛感し、深く反省をしている」として、罰金刑もしくは執行猶予付きの禁固刑を求めました。

判決は、4月10日に言い渡される予定です。

最終更新日:2025年3月27日 12:08
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