岩手県大船渡市など全国で相次いでいる山林火災を想定した消火訓練が３日、徳島市の眉山の山頂で行われました。

２月、岩手県大船渡市などで発生した山林火災では、2100平方メートルが焼失。

周辺住民およそ4600人に避難指示が出され、発生から6日目の３日現在鎮火には至っていません。

（徳島市公園緑地公社の職員）
「火事だ、火事だー。皆来てくれー。こっち、こっち」

こうした山林火災を想定し、３日徳島市の眉山山頂で訓練が行われ、消防や県警などから約50人が参加しました。

訓練は山林火災の消火活動で必要な水の確保を重点的に行いました。

山間部など消火栓がない場所では、水を溜めた防火水槽の水を使いますが、貯水量には限りがあるためこの日はミキサー車で搬送してきた水を消防団の放水車を経由し、防火水槽に補給する手順などが確認されました。

（徳島市 東消防署　兼田 詳三 副署長）
「たき火などを行うときは消火準備をして、その場を離れずに監視していただきたい。」

県内では去年1年間で、山林火災が9件発生しています。