【熊本市電】今度は機器故障で立ち往生 26日に脱線事故「安全確認された」会見の直後
熊本市交通局によりますと28日午後5時前、健軍町発熊本駅前行きの熊本市電が、終点の熊本駅前電停で折り返し出発する際に動かなくなり、約13分間立ち往生しました。
市交通局は、故障した車両を別の車両と連結させて移動させ、臨時便を出して対応しました。原因は車両のモーターを制御する機器の故障とみられますが、なぜ故障したのか原因については調査中としています。
熊本市電では7月26日に脱線事故も起きるなど、安全に関わるトラブルは今年に入り10件と相次いでいます。市交通局は26日の脱線事故を、トラブルの中でも最も重い「重大事故」に認定しました。
この脱線事故について、28日午後3時から記者会見を開き、「脱線した場所のレールと車輪がすり減っていたことが原因」とする見解を発表しました。その上で「安全が確認された」として、運休していた熊本駅前と田崎橋との間の運転を29日から再開すると発表した直後でした。