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去年6月に「過去最大の減便」 熊本市電が4月から一部増便 しかし減便前には遠く及ばず

2025年3月5日 18:43
去年6月に「過去最大の減便」 熊本市電が4月から一部増便 しかし減便前には遠く及ばず
運転士不足などで減便していた熊本市電が、4月から一部増便します。

熊本市電は、運転士や車両の不足を理由に去年6月、平日で64本、土曜日は61本、日曜・祝日は58本に及ぶ「過去最大の減便」を実施しました。こうした現状の中、熊本市交通局は4月5日からの増便を明らかにしました。

交通局によりますと、平日に11本、土曜に4本、日曜・祝日に5本増便する予定です。この中には、朝のラッシュ時に乗客が車両に乗り切れないことが課題となっている新水前寺駅前電停からの始発便が1本含まれるほか、最終便の時間が30分ほど遅くなるということです。

交通局は当初、4月から減便前のダイヤに戻すことを目指していましたが、運転士の育成に時間がかかっていることや車両の確保が十分ではないことから一部の増便にとどまっています。

交通局は今後も段階的に増便するとして、6日の市議会特別委員会で説明する方針です。

最終更新日:2025年3月5日 18:43
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