「登校時間に間に合わない」一部運休を発表した鉄道 高校生のため臨時列車運行へ
2月から一部の列車を運休する肥薩おれんじ鉄道が、利用する高校生のために臨時列車の運行を決めました。
肥薩おれんじ鉄道は1月、運転士不足を理由に2月1日から一部の列車を運休すると発表しました。しかし、沿線の高校から「登校時間に間に合わない」という声が寄せられたことから、臨時列車を運行することを決めました。
運休するのは平日53本のうち上下線合わせて5本と土日、祝日の50本のうち上下線合わせて2本で、臨時列車は登校時間に合わせて毎日下り1本、上り2本を運行します。通学に利用する高校生は。
■高校生
「臨時で(列車を)出していただけるのはありがたい」
「朝から(列車が)少ないと早く出ないといけないとかなっちゃうのでたくさんあると嬉しいかなと思います」
肥薩おれんじ鉄道は2月からのダイヤについて臨時列車の前後の列車の運休や時刻の調整を実施していて「大変ご迷惑をおかけいたしますが、 ご理解をいただきたい」とコメントしています。
肥薩おれんじ鉄道は、これまでのダイヤを回すには運転士が最低35人必要ですが、退職者が相次いだことから現在31人で回しています。地域の足を守るため、採用活動や運転士の育成に努めていくとしています。