多くの企業や官公庁では6日から仕事始めとなりました。

熊本県庁で行われた仕事始め式には、職員約2000人が出席。木村敬知事が今年の抱負を述べました。
■木村敬知事
「私は今年の1字に『歩』という言葉を選びました。言葉の通り、一歩一歩、歩みを進めていきましょう」

また、今年3月にデビュー15周年となるくまモンも登場。木村知事は、“世界に開ける熊本”をPRするため、1月は台湾で、2月にはタイでも｢ファン感謝祭｣を開くとして、職員に｢くまモンと一緒に楽しく仕事をして、幸せな1年にしましょう｣と呼びかけました。

一方、菊陽町にあるJR原水駅では、TSMCなどに向かうシャトルバスに朝から多くの人が乗り込んでいました。TSMCは12月に第1工場の量産を開始。工場は24時間稼働していて、国内企業への供給が本格的に始まっています。また、隣接する第2工場は3月までに着工する予定です。

熊本市の大西一史市長は、年頭の記者会見で、去年の大みそかに起きた熊本市電の脱線事故について陳謝しました。
■熊本市 大西一史市長
「大みそかの大事な時間、年末年始にご迷惑をおかけした。トップとしてお詫び申し上げたい」

その上で、熊本市電では安全に関わるトラブルが去年1年間で16件と相次いだことを受けて、市交通局内に運転士の指導や教育、事故防止の対策などに特化した｢安全対策チーム｣を1日に発足させたことを明らかにしました。