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「人が多く集まる場合は特に注意」大会中の体育館で多数の熱中症患者を想定の訓練

2024年7月16日 19:13
「人が多く集まる場合は特に注意」大会中の体育館で多数の熱中症患者を想定の訓練
熊本県立総合体育館で16日、多数の熱中症患者が発生したという想定で、消防などによる訓練が行われました。

訓練は、バドミントンの大会中に選手や観客などが多くの人が熱中症の症状を訴えたという想定で行われました。

体育館の職員からの119番通報を受けて消防隊が駆けつけ、傷病者の症状によって処置の優先順位をつける「トリアージ」を行いました。そして、意識レベルが下がっていたり脈の回数が多かったりするなど、重症とみられる人から順に救急搬送しました。

消防は、屋内でも多くの人が集まる場合は特に、熱中症に注意が必要だと呼びかけています。
■熊本市西消防署 村上秀一課長代理
「それほど汗をかかなくても、室内の温度が高ければ知らず知らずに水分が失われていって、熱中症を発生する確率があります。室内でも適宜換気をしたり、エアコンで温度を調整したりして、こまめな水分補給が必要と考えております」

屋内・屋外でどういう時に熱中症が起こりやすいのか、消防に取材しました。
【室内】
▼冷房を未使用
▼台所での調理(高温多湿)
▼睡眠時の水分不足

【屋外】
▼スポーツ活動中
▼農作業
▼アウトドアなど

消防は、どちらの場合も、こまめな水分補給をしっかり心がけるよう呼びかけています。
そして、まわりで熱中症とみられる人がいた時の対応です。
▼脇の下や首などを冷たいペットボトルなどで冷やし、日陰などに場所を移す。
▼ベルトやネクタイなどを緩める
▼相手の意識がもうろうとしている時には、身体をさすりながら声をかけ続けるなどの応急処置

熱中症は命に関わるので、対策をしっかり行うことが必要です。

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