【窃盗】総額約2億円→【法廷】欠席繰り返し→【判決】5か月遅れで男に出た内容は…
被害総額は約2億円。全国で窃盗を繰り返した実行役の男に、懲役9年の有罪判決が言い渡されました。男は体調不良を理由に裁判への欠席を繰り返していました。
判決を受けたのは、熊本市東区の濵﨑圭被告(58)です。濵﨑被告は2022年12月、仲間と共謀して奈良県の住宅に侵入し、現金約1億3500万円や時価5640万円相当の指輪や金庫を盗むなど、各地で窃盗を繰り返した罪に問われ、裁判で起訴内容を認めていました。
30日の判決で熊本地裁の鈴木和彦裁判官は、被害総額が約2億円に上り、濵﨑被告が実行役を集めて2000万円以上の報酬を得たと指摘。「事前に下見をし、居住者の不在を見計らうなど計画性のある悪質な犯行で、刑事責任はかなり重い」と述べ、懲役9年の有罪判決を言い渡しました。(求刑:懲役11年)
保釈されていた濵﨑被告。去年7月以降、新型コロナの後遺症やぎっくり腰などを理由に判決への欠席を繰り返し、その後保釈が取り消され5か月遅れての判決言い渡しとなりました。