原告全員を水俣病と認めた大阪地裁の判決を受け、熊本の原告たちが2日、被告企業のチッソに控訴断念を求めました。

9月27日に行われた水俣病をめぐる裁判で、大阪地裁は国の救済措置から漏れた128人の原告全員を水俣病と認め、国と熊本県、原因企業チッソに賠償を命じる判決を言い渡しました。

水俣市のチッソ正門前では2日朝、同様の裁判を熊本地裁で起こしている原告や支援者が、控訴の断念と被害者救済を求めました。原告らは9月6日に県庁でも控訴断念を求め交渉する予定です。