は大相撲界の新星が熊本から誕生です。こちらは、宇土市出身で十両の草野関です。

十両に昇進して初めての今場所、土俵際の豪快な投げで、12日目にして初めての優勝を飾りました。地元の人たちも、喜びに包まれています。

■緒方太郎キャスター「こちら、宇土市役所の真正面に「草野関・十両優勝」と飾られています」

郷土力士の快挙に、地元の人たちは…。

■地元の人「すごいですよね、かっこいいし、顔も良いし。関係ないか(笑）」Q.どこまでいってほしい？「横綱！」

今場所から新十両となった草野は宇土市出身の23歳。20日は、土俵際に押し込まれたものの粘りを見せ12連勝！

3敗の力士が全て敗れたため、12日目にして、初めての十両優勝を掴みました。

宇城市不知火町で焼肉店を営んでいる父・信一さんは…。

■草野関の父・信一さん（息子との電話で）「よう頑張ったね！ちょっとびっくりしたぞって言いました、はははは」
Q,息子さんはなんと？「あと千秋楽まであるから、気を抜かんで頑張るわって言いよったです」

小さいころから活発だったという草野少年は、兄の影響で5歳から相撲を始めました。

宇土市立鶴城中学校時代の映像が、KKTのライブラリーに残っています。このときからすでに頭角を現し、中学時代には全国大会で優勝。

日本大学相撲部では、全国学生選手権で優勝する「学生横綱」に。

去年5月に、十両のひとつ下・幕下で初土俵を踏むと、わずか1年足らずで十両へ。

今場所が始まる前には、母校の文徳高校で意気込みも語っていました。

■草野「こんなに立派な化粧まわしをいただいて本当にうれしく思います」「しっかり着けて、15日間、けがなく頑張りたいと思います」

お父さんが営む焼肉店にもよく足を運んでいた草野。

大好物は和牛のハラミと牛タンということで、太郎キャスターもいただきました。

■緒方太郎「うわ…脂の甘みとともに一瞬で口の中でとろけた。これは強いからだができます」

熊本から生まれた相撲界の新星。父の信一さんが、いま願っていることは…。

■草野関の父・信一さん「ファンのみなさんと地元熊本の方から応援されるような可愛がられるような力士になってほしいですね。みんなに好かれる力士になってほしい」