轟の滝 ノロウイルス感染した人が滝つぼ周辺で嘔吐などして感染拡大の可能性高いと結論
熊本県によりますと8月、轟の滝で水遊びをした後、下痢や嘔吐などの症状を保健所に報告した人は191人に達しています。
熊本県は便検査でノロウイルスが検出された人を含む14人とその家族などに新たに聞き取りをした結果、滝つぼ近くの公衆トイレなどが原因の可能性は低いとしました。
その上で8月12日からの数日間に発症者が集中していることから、ノロウイルスに感染した人が8月12日頃に滝を訪れ、滝つぼ付近で吐いたり下痢をしたりしたため、水量が減り水の流れが悪くなっていた滝つぼで感染が広がった可能性が高いと結論づけました。
熊本県が9月行った調査では滝つぼなどからノロウイルスは検出されず、県は注意を呼びかける立て札を近く撤去する方針です。
一方、付近の旅館では予約のキャンセルが発生したほか、「天草市のふるさと納税の返礼品は安全か」といった問い合わせが寄せられていて、県は飲料水や返礼品の安全は確認されているとして冷静な対応を呼びかけています。