JR九州は計1543両点検 データ改ざん受け国交省が車輪の緊急点検指示
斉藤国交相の会見
JR貨物が車両の車輪と車軸を組み立てる際のデータを改ざんしていた問題を受けて、国交省が全国の鉄道事業者に車輪の緊急点検を指示しました。JR九州でも、すでに調査を始めました。
■斉藤鉄夫 国土交通相
「このような不正行為は鉄道輸送の安全確保の仕組みを根底から覆す行為であり極めて遺憾です。全国の鉄・軌道事業者に対し、輪軸の緊急点検を指示いたしました」
斉藤鉄夫国土交通大臣は13日の会見で、JRなど全国の鉄道事業者などに対し車輪と車軸の緊急点検を行うよう指示したことを明らかにしました。JR貨物が車両の車輪と車軸を組み立てる際のデータを改ざんしていた問題を受けての対応で、9月30日までに点検結果を報告するよう求めているということです。
これを受けて、JR九州は新幹線と在来線あわせて1543両の点検を始めました。点検による運行への影響はないということです。
このほか県内での点検対象事業者
▽熊本市電
▽熊本電気鉄道
▽肥薩おれんじ鉄道
▽南阿蘇鉄道
▽くま川鉄道