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2034年度中の完成を目指す空港アクセス鉄道 環境への影響調べる審査会

2024年1月18日 19:12
2034年度中の完成を目指す空港アクセス鉄道 環境への影響調べる審査会

2034年度中の完成を目指す空港アクセス鉄道の環境への影響を調べる審査会が17日、開かれました。

空港アクセス鉄道はJR豊肥線の肥後大津駅と熊本空港を結ぶ計画で、2027年度の工事着工を目指し、去年12月から周辺への環境への影響を調べる環境アセスメントが行われています。

環境アセスメントには大きく分けて4つの段階があり、17日は生態系や景観への影響など計画段階で熊本県が配慮すべきことをまとめた「計画段階環境配慮書」について有識者が意見を交わしました。

■有識者
「構造物等の文化財はその土地にあって意味がある。移築した段階で価値が大きく削られるので、物理的に壊す・壊さないではなくて、そういうところも含めた影響の最小化を考えていただきたい」

ほかにも、工事に伴う周辺の民家への騒音や交通量の増加などへの配慮を盛り込むべきなどの意見が出ました。今後は、審査会で出た意見や、大津町や菊陽町など4町村からの意見などを基に3月11日までに意見書を提出し、環境アセスメントを決める「方法書」を作成します。

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