熊本県内は、10日夜から11日朝にかけて大雨となりました。この後も、12日にかけて非常に激しい雨が降るおそれがあります。土砂災害などに十分注意してください。

梅雨前線が九州付近を北上し、11日の熊本県内は朝から大雨となりました。南阿蘇村では、午前6時45分までの1時間に52.5ミリの非常に激しい雨が降りました。10日午前3時の降り始めから11日午後5時の雨量は、南阿蘇村で1047ミリ、五木村で95.5ミリなどとなっています。

気象台によりますと、12日までに予想される雨の量は、県内全域の多いところで1時間に50ミリとなっています。また、12日午後6時までの24時間に予想される雨の量は熊本、阿蘇、球磨地方で150ミリ、天草･芦北地方で120ミリとなっています。

県内の大雨のピークは12日朝までの見込みですが、その後も断続的に雨が降り、14日頃にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に十分注意するよう呼びかけています。