海外居住なのに「子どもが熊本に住んでいる」児童扶養手当だまし取った疑い中国籍の女逮捕
海外に住む子どもが熊本にいると偽り、熊本市から児童扶養手当をだまし取ったとして6日、中国籍の女が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、熊本市南区南高江の中国籍・伊藤益こと楊益容疑者(43)です。警察によりますと、楊容疑者はおととし8月から去年11月にかけて、受給資格がないにもかかわらず児童扶養手当64万円あまりを熊本市からだまし取った疑いがもたれています。
熊本市によりますと、児童扶養手当は子どもを扶養する親が所得などの条件を満たせば外国籍でも受給できますが、子どもの居住地が海外の場合、受給資格はありません。
警察は、楊容疑者が実際は海外で暮らす子ども2人が「熊本に住んでいる」とうその申告をして、6回にわたり2人分の児童扶養手当を受給したとみています。警察の調べに対し、楊容疑者は「だましたことは間違いない」と容疑を認めているということです。