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熊本は雨の3連休 水俣の雨量は平年の7月1か月分超える 土砂崩れや浸水も発生

2024年7月15日 19:12
熊本は雨の3連休 水俣の雨量は平年の7月1か月分超える 土砂崩れや浸水も発生
浸水した熊本競輪場(視聴者提供)

7月13日から15日までの3連休、熊本県内は雨の3日間となりました。大雨のピークはこえたものの、引き続き土砂災害への警戒が必要です。

梅雨前線などの影響で大雨に襲われた3連休の熊本県内。10日の降り始めからの雨量は水俣市で413ミリとなり、平年の7月1か月分の雨量を超えました(平年値 410.7ミリ)。

熊本地震から復旧し、6月にプレオープンばかりの熊本競輪場では14日、1階の一部が5センチほど浸水しました。事務所は「想定を超える雨が降った」としています。

また、苓北町の林道では高さ10メートルほどの土砂崩れが起き、近くの工事用事務所に木が倒れました。工事は14日まで休みでけが人はいませんでした。林道は通行止めとなっていて、復旧には2、3日かかる見込みです。

県内では一時、9つの自治体に高齢者等避難が出され、最大で46人が避難しました。15日午後6時現在も上天草市に出ています。

この雨の影響で、九州新幹線と肥薩おれんじ鉄道は15日、始発から一時、運転を見合わせました。

また、15日に予定されていた高校野球・熊本大会の2回戦4試合はすべて中止となるなど、3連休に予定されていたイベントの中止や順延が相次ぎました。

気象台によりますと、県内で線状降水帯が発生するおそれはなくなりました。ただ、大雨で地盤が緩んでいる所があるとして、気象台は天草・芦北地方を中心に土砂災害への警戒を呼びかけています。

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