×

石炭火力の廃止延期 環境相「大変遺憾」 北陸電力・富山新港火力発電所

2025年2月28日 21:08
石炭火力の廃止延期 環境相「大変遺憾」 北陸電力・富山新港火力発電所

北陸電力が富山新港火力発電所で稼働する石炭1号機の廃止を2028年度に延期したことについて、浅尾環境大臣はきょう「大変遺憾だ」と述べました。

浅尾環境相 「2024年度末までに廃止されないことは大変遺憾です」

これはきょうの会見で述べたものです。

北陸電力は今年度に予定していた射水市の富山新港火力発電所・石炭1号機の廃止を2028年度に延期するときのう、発表しました。

石炭火力発電は二酸化炭素の排出量が多く、石炭1号機は当初、2018年度に廃止される予定でしたが一度延期されていて、今回は再延期となります。

浅尾環境相「事業者自らが作った計画ですからそれは守っていただくことが大切だと思っている」

北陸電力はきのうの会見で、低炭素火力電源として液化天然ガスを燃料とする新たな発電設備の建設計画を発表しました。

しかし石炭1号機の廃止延期については、国の審査が続く志賀原発の再稼働時期が未定で電気の供給力の確保が必要だと説明しました。

最終更新日:2025年2月28日 21:08
    北日本放送のニュース