ふるさと納税×ポーカー 上市町のねらいは
6月22日と23日、上市町でトランプゲームのポーカーの全国大会が開かれました。
町にふるさと納税をすることでも参加できる、初めての取り組み。
上市町の狙いとは?梅本記者のリポートです。
「優勝目指して、頑張ってください…頑張ってくださーい」
5枚のカードで役を揃えるゲーム、ポーカー。
大会は、上市町を拠点に活動するポーカーのサークルからの提案がきっかけで開かれました。
全国25の都道府県から190人が参加。このうち、およそ70人は上市町にふるさと納税をして、返礼品として大会の参加券を受け取り、参加しました。
香川県から 納税参加者男性
「四国の香川県から来ました。やっぱり地方が元気になっていくというようなものを、まあ、貢献できるならいいかなあと、感じてました」
石川県から 納税参加者女性
「実力がそんなに伴ってなくても、チャンスがある、ゲームで、いっぱい遊んで貢献できたらいいなと思っています」
全国的にも例がないというポーカーとふるさと納税の組み合わせ。
大会を開催することになった背景には、上市町のふるさと納税の寄付額が県内の市町村で最下位だったことがあります。
2022年度は県内で最も多かったのは氷見市で、6億円。
一方、上市町は最少の900万円余りでした。
上市町 碓井秀樹企画課長
「大事な財源として、考えています。いろんな事業をやっていくには、もう、財源はないと、やっていけないんですね」
納税額を増やそうとこの大会の参加券を返礼品に。
狙いは当たり、大会関連のふるさと納税の寄付額は155万円にのぼりました。
また、ポーカーを通じて町の魅力を知ってもらう狙いもあります。
大会の賞品は町の特産品のコメや肉など。
また、大会に参加した人の中には大岩山日石寺の滝修行を体験した人もいて、上市町の魅力に触れました。
上市町は、交流人口を増やすきっかけにもつなげたいとしています。
上市町 中川行孝町長
「宿泊施設もそうだし飲食もそうだしね、いろんな面で、町のにぎわいになるからね」
上市町 碓井秀樹企画課長
「いろんな魅力的な事業をやって、あの、上市の存在感というか、高めていきたいなと思っています」