閉館から7年半以上 旧県立近代美術館 解体し緑地化へ
閉館したままの旧県立近代美術館について、富山県は活用策を検討していましたが、7年以上かけて出した結論は「解体し緑地にすること」でした。
富山市中心部にある旧県立近代美術館は、建物の耐震性不足などを理由に2016年末に閉館しました。建物は、地上2階と地下1階。敷地は5000平方メートルあり、富山市が所有する城南公園に隣り合っています。
建物や土地の活用について県は、建物を耐震補強し活用するなどの案を示したうえで、事業者を募っていましたが選定基準を満たすものがありませんでした。
2024年秋から解体と緑地化に向けた実施設計を行った上で、2025年6月から工事をする計画です。
県は富山市に無償で貸し出し、市が城南公園と一体で管理する方針で利用できるようになるのは2027年4月以降となる見通しです。