2023年1年間に、富山県の沿岸域で発生した海難事故によるけが人は20人と過去5年間で最も少なくなりました。

第九管区海上保安部によりますと、2023年1年間に富山県の沿岸域で発生した海難事故のうち、人身事故は20人でこのうち死者は8人と、いずれも過去5年間で最も少なくなりました。

人身事故のうちマリンレジャーに伴うものは4人で、釣りをしていた際に救命胴衣を着けていないのに、落とした釣りざおを回収しようとして溺れたケースがあったということです。また、海でフロートを使って遊んでいた親子が、風と波の影響で沖に流された事故もありました。

伏木海上保安部は、釣りの際は救命胴衣を使用する、波の高い日や風の強い日は海に入らないことなどを呼びかけています。