今月6日の日曜日富山市 なぜ 花見の環水公園で一般客制限
そして各地でサクラが咲いた先週末は、花見に出かけた方も多いことと思います。
そうした中、花見スポットである富山市の富岩運河環水公園では今月6日の日曜日、一般客の立ち入りが制限されていました。
いったいなぜなのでしょうか。
人気の花見スポット、富岩運河環水公園。
花見の季節を迎えサクラの木の下、ゆったりと花見を楽しむ人たちの姿が連日見られています。
しかし、富山市でサクラの満開が発表された今月6日の日曜日。
公園一帯には立ち入り禁止のテープが・・・
旅行会社が県の許可のもと午後3時から8時までの5時間、公園の広い範囲で一般客の立ち入りを制限しました。
現地には前日から告知する看板が設けられましたが、広くホームページなどでの事前告知はされませんでした。
サクラに近づくことができず戸惑う人の姿も・・・
みんなのための公園でいったいなぜ。
公園の使用許可を行う県都市計画課によりますと、立ち入り制限は旅行会社がツアーの一環として企画した花火のイベントのためで、「ツアー客に花火を秘密にしたいため告知したくない」と申し出があったということです。
また県は、一般の人の立ち入りを完全に禁止するものではなくツアー客以外も楽しめるイベントと聞いていたといいます。
環水公園では許可を得て使用料を支払えば誰でもイベントを行うことができ、近年はイベントの開催が増えています。
県は、今回のような広く規制がかかるイベントが多くの人が訪れる時期と重なりかつ告知が十分にされなかったことは反省したいとしていて、今後は開催時期や告知のあり方を主催者側としっかり協議していきたいとしています。