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【中継】富岩運河環水公園 幻の「ヤエヒガン」 富山市

2025年4月7日 10:24
【中継】富岩運河環水公園 幻の「ヤエヒガン」 富山市

エブリィでは県内各地のサクラをお伝えします。 きょうはこちら、富山市の富岩運河環水公園です。

100年以上の時を経て見つかった幻のサクラを中継で紹介します。佐伯さん!

佐伯キャスター
日が少しずつ沈み始めたこの時間。富山駅北の富岩運河環水公園は少しずつ幻想的な景色に変わってきました。中継でお伝えします。
公園のシンボル、天門橋はサクラをイメージしたピンク色にライトアップされています。
環水公園のサクラはソメイヨシノをはじめ、エドヒガン、サトザクラなど様々な種類が植えられていて、まさに今が見頃。枝先から競うように花開き、ピンク色に染まっています。
そして、きょうお伝えするのは、環水公園で見つかった幻のサクラです。

上野キャスター
佐伯さん、花見を楽しむ人はこの時間もたくさんいますか?

佐伯キャスター
多くの人が足を運んでいて、思い思いの時間を過ごしています。
そしてこちらが幻のサクラ「ヤエヒガン」です。
八重咲きのサクラで、花びらが多いのが特徴です。
こちらもちょうど見頃を迎えています。

上野キャスター
他のサクラよりもピンク色が濃くみえますね。

佐伯キャスター
そうなんです。ソメイヨシノよりも色が濃くて、見ようによっては紫色に見えるのも特徴です。
このヤエヒガン、今から117年前の1908年、明治41年に、著名な植物学者の牧野富太郎が見つけたと発表して標本化しました。しかしその後は確認されないまま長い年月が過ぎました。
そして去年秋、県中央植物園が行った調査で、県内では環水公園と黒部市内の2か所のサクラがヤエヒガンと確認されたんです。
なぜ環水公園にあるのか、はっきりとは分かりませんが、中央植物園によりますと、サクラを接ぎ木で増やすために業者が設置した土台になる木が、意図せず、ヤエヒガンだった可能性があるということです。

先ほど午後6時からは園内のライトが灯されています。
環水公園は1年中ライトアップされていますが、4月は、桜色の明かりがサクラ並木を照らします。このあと日が落ちるとより幻想的なサクラを楽しめますよ。

最終更新日:2025年4月7日 10:24
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