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能登半島地震 学んで備えよう 専門家が富山市で講演

2024年3月31日 17:44
能登半島地震 学んで備えよう 専門家が富山市で講演
能登半島地震と県内の活断層について科学的に学んでもらおうと富山市科学博物館で31日、専門家が講演しました。

地震地質学を専門とする富山大学の竹内章名誉教授の講演会には、市民およそ50人が参加しました。

竹内名誉教授は、2024年1月の能登半島地震について、2011年3月の東日本大震災の後遺症だと指摘し、日本海側のプレートと東日本、太平洋側のプレートとのひずみが能登半島など北陸に生じているメカニズムを解説しました。

参加者から「活動期なのか」と問われた竹内名誉教授はー。

富山大学 竹内章名誉教授
「活動期に入ったのは95年の阪神淡路以降と言っているが、阪神淡路の2年前に能登半島地震、珠洲の北で起きている。その頃から活動期に入っていると思う。南海トラフ地震がこないと終わらない。終わっても数年、10年は活動期が続く」

このように述べ、南海トラフ巨大地震の前後に連動して起きている日本海側の地震に備えるよう呼び掛けました。

また、陸地の活断層だけでなく、それとつながる海底の活断層を含めて揺れや津波を予測する重要性を強調しました。

富山大学 竹内章名誉教授
「二度あることは三度あると思っていたらいい。歴史は繰り返すと覚えておいてほしい」

竹内名誉教授は、太平洋側と異なり津波は揺れている間にも襲来することを強調し、ハザードマップを確認するよう促しました。
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