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富山県内の高校で卒業式 震災乗り越え「地元に貢献できる人材に」

2024年3月1日 19:39
富山県内の高校で卒業式 震災乗り越え「地元に貢献できる人材に」
1日、富山県内各地の高校で卒業式が行われました。能登半島地震で大きな被害を受けた地域の学校では生徒たちが、試練を乗り越え歩みを進める決意を新たにしました。

氷見高校では1日、卒業生234人が門出を迎えました。氷見市内は、地震の影響で住宅の倒壊や断水など大きな被害を受けました。市内の高台にある氷見高校は避難場所となり、卒業生たちは、避難者の誘導などに協力したといいます。式では、卒業生の代表が答辞を述べました。

氷見高校3年 午房愛彩さん
「今回の被災経験を通して、地域の方々のあたたかさを知り、氷見市により愛着がわきました。少子高齢化や若者の転出により人口減少がはなはだしい氷見市ですが、私は大学で地域政策について学び、将来は氷見市に貢献できるような人材になりたいと思っています」

「なんかみんなと離れるの寂しいなと思って」
「最高でした」

「風呂とかも入れんで親戚のうちに入りに行って、風呂はどうにかしてました。いろんなことあったけど、最終的にちゃんと卒業することができて、周りの人とか先生たちにもすごい感謝しかないです」

「家が海に近いんですけど、すぐに家族と避難しました。みんなでこうやって卒業できたのも周りの人のおかげだと考えているので、感謝の気持ちでいっぱいです」
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