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松川の護岸復旧工事のため 一部のサクラ伐採開始

2024年7月18日 21:18
松川の護岸復旧工事のため 一部のサクラ伐採開始
能登半島地震で被害を受けた富山市の松川の護岸復旧工事に先立って、一部のサクラの木の伐採が18日から始まりました。

サクラの名所として知られる松川べり。そのうち、県民会館南側のソメイヨシノ1本が、チェーンソーやクレーンを使って伐採されました。

松川の護岸は、能登半島地震でおよそ700メートルにわたり亀裂が入るなどの被害が出ました。

県が8月上旬から行う復旧工事は、鋼鉄製の板で川の一部をせき止め、重機を入れて行います。重機が出入りする道をつくるため、サクラを伐採することになったのです。

伐採した木の断面を見てみると、大きな穴が。腐食が進んでいました。県は樹木の専門家の意見を聞き、寿命が近づいている20本ほどを選んで伐採するということです。

県富山土木センター工務第二課 丹保富美雄課長「木の伐採本数を少なくするように考えている」

富山遊覧船 中村珠太専務「ちょっと残念な気持ちはありますけれども、川の被害の状況を見ていると復旧しないといけないですから、致し方ない。ちょっと時間がかかりますけど、みんなで見守って、また新しい松川の景観をつくっていけたら」

県は来年の春までに第1次の工事を終える予定で、来年の花見はサクラを楽しむことができそうです。

県は、サクラを伐採した跡には来年の秋から冬にかけて若い木を植え、景観を回復したいとしています。
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