全国で836匹、山口県内では15匹が活動…児童が盲導犬を学ぶ~小郡南小学校~
山口市の小学生が24日、“盲導犬”について学びました。
山口市の小郡南小学校で講演したのは矢嶋 薫さんら県内に住む4人です。
全員、普段は盲導犬とともに生活しています。
(木村 幸子さん)
「これ(ハーネス)が体についているときは『お仕事中』という目印です」
盲導犬はハーネスをつけると“仕事モード”に入ることなどを説明した上で、犬が遊んで欲しいと勘違いすることから「盲導犬やハーネスに触ったり犬の名前を呼んだりすることは控えて欲しい」と呼びかけました。
その後、設けられた質問コーナーでは…
(4年生)
「階段はどうやってのぼるんですか?」
(矢嶋 薫さん)
「のぼり階段だと盲導犬は止まって前足を一段目に乗せますハーネスのハンドルを持っていると体がポンッと上に上がったのが分かるので上り階段だなと」
このほか、目の不自由な人たちを見かけたら「乗ろうとしているバスがどこに向かうのか」「信号が何色なのか」などを教えて欲しいと伝えました。
(4年生)
「盲導犬にすごく興味があったので知ることができてよかった」
「信号の近くに近く障害者がいたら声を掛けてあげたら良いと思った」
厚生労働省によると盲導犬は全国に836匹、県内には15匹しかいません。
児童たちは、普段接することの少ない盲導犬について理解を深めたようです。