回転寿司を題材に「食品ロス」を考える…山口市の小学校
山口市の小学生が6日、回転寿司を題材に「食品ロス」などの問題にどう対応すべきかを学びました。
(子どもたちは)
「とったどー」
実物大の魚のリアルな模型に、子どもたちは心躍らせました。
山口市の中央小学校で、開かれたのは、「お寿司で学ぶSDGs」。
大阪の回転寿司チェーン「くら寿司」が全国で展開している出張授業です。
この魚は「ニザダイ」。
独特の臭いのため、あまり流通していません。
(くら寿司の担当者)
「くら寿司は研究をして、ニザダイにキャベツを食べさせるとで身から臭いが消えて、おいしく食べられることを発見し、なんとこのニザダイを商品化するとこが出来たんです」
続いて子どもたちは回転寿司での「食品ロス」について学びました。
くら寿司では客がいつ、何のお寿司を食べるかなどを調べ、「食欲を数値化」した結果、どのお寿司を何皿作ればいいかが分かるようになったということです。
こうして、廃棄率12%だったところを、いまでは2%台にまで食品ロスを減らしているということです。
(子どもたちは)
「食べたもので臭いが変わるということにビックリしました」
「できるだけ自分が食べられる量を考えて食べようと思います」
くら寿司ではこどもたちに、今回の学びを契機にSDGsの大切さを伝える立場の人に成長してほしいと呼びかけていました。