警察官をかたる男から電話があり、「お金を振り込まなければ逮捕する」などと言われた山口市に住む40代の女性が現金およそ170万円をだまし取られる詐欺被害にあいました。

山口警察署によりますと10月8日、山口市に住む40代の女性の携帯電話に大阪府警の警察官を名乗る男から着信がありました。

男に「資金洗浄事件で逮捕した犯人があなたにお金を送ったと言っている。大阪に来ることが出来なければSNSの登録をしてください。」などと言われた女性はSNSに登録。

その後、SNSのビデオ通話で警察官の制服を着た男から「いまから言う金額を振り込まないとあなたを逮捕することになります。」などと言われた女性は、指定された銀行口座にその翌日から2日間で4回にわたり現金169万8000円を振り込みだまし取られました。

警察では非通知の電話番号や＋から始まる心当たりのない国際電話にはすぐに出ず、不審に感じたら家族や警察に相談するよう呼び掛けています。

また、警察などの捜査機関から口座振り込みを指示することはないとしています。