今週、しばらく秋晴れが続いていた山口県ですが、20日(金)朝にかけては日本海から南下する前線による雨雲が流れ込み始め、局地的に少々雨雲が発達している所もあります。

前線は、きょう20日(金)午前中に西日本を通過していく見込みで、局地的に、やや雨雲が発達して、雷を伴ったり雨がやや強く降ることも。

そして前線が通過したあとは、次第に等圧線が縦縞模様の西高東低＝冬型の気圧配置に変わっていきます。山口県の雨は昼過ぎには上がり、だんだん晴れ間が出るまで天気は持ち直していくものの、雨上がりからは冷たい北西の風が少々強まってきます。日中の気温上昇は鈍く、風が吹くことで、より体感的な肌寒さも増してきそうです。

きょう20日(金)は、午前は冷たい雨。一時的には少々大粒の雨や雷などにも、ご注意ください。午後には雨は止み、徐々に晴れ間も戻りそうですが、次第に北西の風がやや強く吹き、海上では波が次第にやや高くなる見込みです。お出かけには雨具の用意と、1枚羽織るもの、特に冷たい風から身を守る上着などの用意を、シッカリお願いします。

きょう午後から吹き始める冷たい北風により、週末にかけて、この秋一番の強い寒気が流れ込みます。
土曜日は晴れ間多いものの、引き続き冷たい風が吹いて上着必須の肌寒さ。
日曜日は風は落ち着くものの、朝の底冷えが一段と強まり、今シーズン一番の冷え込みに。山間部では、霜が降りる可能性もあり、農作物の管理は、そろそろ霜への対策の意識も高めておきたいところです。
来週も、しばらく朝晩は冷え込む日が続きますが、昼間は再び秋らしい過ごしやすさが戻っていく見込みです。

週末にかけて一気に冷え込んでくる中、体調を崩さないように十分気をつけていきましょう。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）