【山口天気 夕刊11/7】あす8日(水)は二十四節気の「立冬」…暦通りの厳しい底冷えの朝に注意 この先、天気図には度々「冬型」登場の時期へ
きょう7日(火)の山口県は、天気は回復して昼間は日ざし十分でしたが、西~北寄りの風が冷たく、季節外れの暖かさは一気に解消してきました。
やっと本来の秋の空気に戻ったところですが、これからは一気に季節先取りの冷え込みになっていきます。
あす8日(水)にかけては冬型の気圧配置は緩み、高気圧に覆われて安定した晴天が続きそうですが、
これまで流れ込んだ寒気に加えて、夜中は地面の熱がどんどん上空に逃げる放射冷却の影響により底冷えが強まっていき、朝は多くの所で今シーズン一番の冷え込みを更新する可能性があります。
ちなみに、あす8日(水)は二十四節気の「立冬」…暦の上では冬に入ります。
暦通り、冬の兆しも感じるほどの厳しい冷え込みに気をつけて。
シッカリ暖かな布団に入っての就寝や、山間部ほど農作物は早霜対策も入念にお願いします。
一方で日中は日ざしとともに気温は20度ちょっとまで上がる所が多くなります。
一日の激しい寒暖差に合わせて、調節しやすい服装選びで上手く対応していきましょう。
そして暦の上で冬を迎えることもあり、この先も天気図では度々「冬型」が現れやすくなります。
木曜日の日中までは穏やかな天気が続きそうですが、金曜日は前線や低気圧の通過で少々シッカリ降る雨に。そして、この低気圧が通り過ぎた後の週末も、再び等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置となってきそうです。
雨が降って、そして寒気流れ込む、という天気の流れを繰り返して、この先、日に日に空気の冷たさが増していき、秋の終盤戦を実感する、肌寒い日が増えていきます。
暦の上では冬に入ることもありますので、そろそろ冬のコートやニットなどの準備も進めておきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)