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医師不足で錦中央病院が診療所に転換へ…住民説明会で懸念の声(山口・岩国市)

2025年1月27日 11:58
医師不足で錦中央病院が診療所に転換へ…住民説明会で懸念の声(山口・岩国市)

岩国市錦町にある錦中央病院を4月から診療所に転換する方針について、市が開いた住民説明会で懸念の声が相次ぎました。

医師の不足などを理由に、岩国市は4月、錦中央病院を診療所に転換する方針です。
入院の病床数は現在の53から19に減らし、在宅医療を中心とする医療機関へと移行させます。
外来診療の時間・科目は維持しますが、夜間・休日の救急外来の受け入れは停止します。

市は25日と26日の2日間、錦町など市の北部4か所で住民説明会を開いています。

(住民は)
「(夜間・休日に)入院患者が急変したらどう対応するのか」

(錦中央病院・大畠辰巳事務長)
「当直の医師がいない日は、主治医に電話での対応をしていく」

(住民)
「『医師不足だから』というのでは住民は納得できない。なんとか行政の手で解決してほしい」

(岩国市地域医療課・吉本和彦課長)
「民間の紹介会社や県、近隣の大学にも要望してきたが、新たな医師の確保は困難だった」

市の担当者は、診療所への転換までわずか2か月ほど前での発表となったことを陳謝していました。

最終更新日:2025年1月27日 11:58
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