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岩国市長選挙 現職福田良彦氏が5選「現場主義を貫く」

2024年1月29日 19:38
岩国市長選挙 現職福田良彦氏が5選「現場主義を貫く」

任期満了に伴う岩国市長選挙はきのう(28日)投開票が行われ、現職の福田良彦さんが5回目の当選を果たしました。

(福田良彦氏)
「これまでやってきたまちづくりを礎としながらも、さらなる岩国の発展のためにしっかりと市長の仕事を全うして参りたい」

新人の米重さんに2万票以上の大差を付け、5選を果たした福田さん。

けさ、報道各社の取材に応じ、選挙期間中、訪れた地域で住民から寄せられた相談事などをメモ帳に書き留めていたと話しました。

(福田氏)
「これまでやってきた現場主義を貫いて、地域の方々と意見を交わしながら、市政運営に生かしていきたい、課題解決に向けて取り組んでいきたい」

政策のひとつに掲げた「第2子以降の保育料無償化」については、3月市議会に提出する来年度予算案に盛り込む方向で最終調整しているということです。

一方、投票率は34.44%と前回より5ポイント以上下がり、過去最低となっています。

4年前と同じ顔ぶれとなった岩国市長選挙ですが、両陣営の事情は前回と異なっていました。

福田さんは、4年前はあった自民党・公明党の推薦なしに選挙戦を戦いました。

自民党県連に推薦を依頼した際、「自民党が進める政策に賛同し、党県連の方針を最大限尊重した市政運営に努める」とする誓約書への署名を求められ、福田さんは「市政運営の制約となる」としてこれに応じなかったためです。

一方、基地の機能強化に反対するグループは候補者の選定が進まず、米重さんの擁立を発表したのは告示まで1か月を切った去年12月下旬と出遅れ、支持は広がりませんでした。

きょう午後、市役所に登庁し職員から拍手で迎えられた福田さん。

基地問題や人口減少対策など山積する課題に取り組む5期目となります。

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