中間貯蔵施設関連の交付金1億4000万円を盛り込んだ新年度当初予算案を可決~山口・上関町議会

上関町議会3月定例会が14日、閉会しました。
使用済み核燃料の中間貯蔵施設の立地可能性調査に伴う国からの交付金をつかった新年度当初予算案を巡って施設建設に賛成、反対、それぞれの立場の議員が討論を行いました。
上関町議会3月定例会には一般会計の総額が34億円2600万円の新年度当初予算案が上程されています。
使用済み核燃料の中間貯蔵施設の調査に伴う交付金は一般会計、特別会計合わせて限度額の1億4000万円全額を計上。
町営バスの運営費や上関小学校の複式学級を解消するために教職員を配置する費用などに充てられます。
この、交付金の使い方について賛成、反対討論が行われました。
(予算案に反対・山戸孝議員)
「中間貯蔵の財源を使うというところが私は議論をゆがめるという懸念を持っているというところは常々お伝えさせていただいている」
(予算案に賛成・柏田真一員)
「令和6年度、7年度の当初予算では1億円以上の削減をすることができています」「多くのことについても事業の拡大や新たな事業というものも加えてきています」
採決の結果、反対3、賛成6で新年度当初予算案は可決されました。
上関町は限度額が7800万円の上関原発計画に関連する交付金はソフト事業、ハード事業両方に使えることなどから幅広い使い道を考えるとし9月以降に補正予算として上程する予定としています。