全線運休続くJR美祢線「復旧費用の負担軽減を」美祢市議会がJR西日本に要望書提出

おととし6月の豪雨災害により全線運休が続くJR美祢線について、美祢市議会は、復旧費用の負担削減などを求める要望書をJR西日本に提出しました。
美祢市議会の荒山光広議長らがJR西日本広島支社を訪れ、広岡研二支社長に要望書を手渡しました。
要望書では、美祢線の復旧にかかる将来的な自治体の負担の削減や美祢線の復旧が地方創生の新たなシンボルとなるよう市と連携して取り組むことを求めています。
おととし6月の豪雨災害により美祢線は現在も全線運休が続いていてJR西日本ではバスによる代行輸送を続けています。
美祢市議会では特別委員会をつくり復旧に向けた調査や研究をしていてことし3月の市議会定例会で今回の要望決議案が全会一致で可決されました。
(美祢市議会特別委員会 村田弘司委員長)
「公共交通路線というのは住んでいる人にとっての宝でもあるですよね今回災害で美祢線はこういうことになってますけど今後どういう形のモード(手段)であれそれが残っていくという事であればね市民にとって非常に明るい」
(JR西日本中国統括本部広島支社 広岡研二支社長)
「この美祢線に対して地域の方々がご関心をお持ちいただいて議論を前に進めていくというようなそういった思いをいただいているときょうも改めて感じた」
JR西日本では、要望はことし5月に開催予定の美祢線利用促進協議会総会で示される復旧手段に関するレポートに反映していくとしています。