「部活動の地域移行」山口県内の進捗は?山口県議会一般質問で質疑
少子化や教員の働き方改革が進む中、「部活動の地域移行」が進められています。
取り組みが進んでいる防府市など3つの市では来年度末までに地域移行が完了します。
これは 5日行われた県議会一般質問のなかで村岡知事が報告したものです。
山口県は昨年度、部活動改革の方向性を定めた方針を策定。
部活動の役割を「地域クラブ」で継承し、早期に「休日」の地域移行が可能な市町については来年度末までの実現を目指すとしてきました。
県議会で村岡知事は防府市、美祢市、長門市の3つの自治体で来年度末までに「平日」を含めて部活動の地域移行が完了すると報告しました。
(村岡知事)
「運営団体等の体制整備や受益者負担のありかたを検証し解決に向けた具体的な方策や実証の成果の横展開を図ることで全県への普及を図ってまいります」
県はこれまで県内の市町での協議会の開催支援や指導者とクラブを結びつける人材バンクの整備を行ってきていて、今後は地域移行の実証事業を行っていない自治体に対しても働きかけをしていくとしています。