周南市文化振興財団1億4200万円着服疑惑 元職員逮捕受け市の特別委員会開催
周南市文化振興財団の元職員2人がおよそ1億4200万円を着服した疑いがある問題。このうちの1人が逮捕されたことを受けきょう、市議会の調査特別委員会が開かれました。
この問題を巡っては今月、元職員の山本孝泰容疑者が集金と偽りチケットの売上金およそ30万円をだまし取ったとして逮捕・送検されています。
山本容疑者の逮捕を受けきょう開かれた市議会の調査特別委員会では、執行部から山本容疑者の犯行を把握した去年5月以降は現金集金をやめ振り込みに切り替えたことや会計担当を複数人にしたことなどが報告されました。
一方、議会側からは今回の問題を話し合った理事会の議事録の公開を求められましたが執行部は捜査に支障があるとして応えませんでした。
また、周南市文化振興財団は県の審議会から調査結果の報告と再発防止策の提出を求められていますが、回答期限だった5月10日に「全容解明に至っておらず回答は困難」と回答しています。