木や鉄板など廃材を使って製作 捕鯨船の模型を下関市立大学に寄贈
捕鯨船の乗組員だった男性が手作りのキャッチャーボートの模型を下関市立大学の研究室に寄贈しました。
キャッチャーボートの模型を寄贈したのは、長崎県佐世保市の松本勝利さん86歳です。
松本さんは高校卒業後、海員学校を経て大洋漁業、現在のマルハニチロに入社しキャッチャーボートの機関員として捕鯨に従事しました。
模型は南極海への航海の際に木や鉄板など船内の廃材を使って製作したもので、全長はおよそ70センチ、長く自宅の玄関に飾って大切にしてきました。
また、実際のキャッチャーボートに塗られるペンキを使って模型に色を付けたという事です。
(松本勝利さん)「せっかく自分が手掛けて作ったもんだから、大事にしてくれる人にあげたいと思いまして。南極海への往復暇で暇で大変ですから暇つぶしです。」
質問)出来栄えは何点ですか?「100点ですよ。」
寄贈を受けた下関市立大学の岸本充弘教授は「細部にまでこだわって作られている。大学祭などで展示し多くの人の目に触れるようにしたい。」と話していました。