熊坂県警本部長「若者が犯罪に関与しない対策を」 県内でトクリュウ関与の凶悪事件が相次いだことを受け
去年、県内で「トクリュウ」による凶悪事件が相次いだことを受け、県警の熊坂隆本部長は、若者などが犯罪に関与しないための対策を指示しています。
これは、県警の熊坂隆本部長が警察署長会議で各署長らに指示したものです。
(県警・熊坂隆本部長)
「(トクリュウによる)犯罪から県民を守る対策はもとより、 若年層を中心に、犯罪への加担防止の呼びかけや、『闇バイト』に応募した者から 相談を受理した際の確実な保護措置など、 総合的な被害防止対策を推進されたい」
県内では去年3月、当時17歳の少年らが下松市の会社事務所を襲った強盗致傷事件がおきたほか、10月には光市でも、関東地方の中高生3人らによる強盗予備事件が発生。
いずれも「匿名・流動型犯罪グループ」=いわゆる「トクリュウ」による犯行で、実行役の少年らが、SNS上の「闇バイト」などで集められていたことから、若者などが犯罪に関与しないための対策を進めていくとしています。
このほか、去年、被害総額が15億円を超えた詐欺被害や前年と比べ大幅に増加した交通死亡事故などへの対策も進めていくことにしています。