航空自衛隊小松基地の騒音問題 飛行差し止め求め住民が第7次提訴
航空自衛隊小松基地の戦闘機による騒音被害をめぐる問題で、地元住民らが26日、金沢地裁に7回目の訴訟を起こしました。
小松基地の騒音訴訟をめぐっては去年の第5次、6次の控訴審判決で名古屋高裁金沢支部が国に23億7900万円の損害賠償を命じています。
しかし、飛行差し止めと将来分の賠償については請求を退けたことから住民らは、26日、およそ1500人の原告団で7回目の訴えを起こしました。
今回は、国に対し、飛行差し止めと損害賠償を求める民事訴訟に加え、行政機関の適法性を争う行政訴訟でも飛行の差し止めを求めています。
(会見)今村 憲一原告団団長「その爆音が私たちにさまざまな不安や脅威を与え、健康被害をもたらし、ごく普通の日常をぶち壊してきている事実は、常識以上に非常識な常識なのです。このことを国が本気で理解しようとしないことは極めて不可思議であり、非常に遺憾であり、腹立たしく感じています」
この日の会見で原告側は「長い戦いになるかもしれないが一丸となって臨む」とコメントしています。