新紙幣狂騒曲 20年ぶりの新たな紙幣に石川県内も…
3日から発行が始まった新たな紙幣。
日銀金沢支店からは、北陸3県の金融機関に対し、542億円分の新紙幣が引き渡されました。
金沢市の北國銀行本店を訪れると…
ほとんどの支店はあさって5日から新紙幣への両替が始まりますが、こちらでは、先行して3日から始まり、多くの人が順番待ちをしていました。
「いやー本当に楽しみです」
「1か月くらい前から(初日に来ることを)決めてましたね」
「記念に、最初に持っておきたいという気持ちです。来ちゃいました」
北國銀行 徳野敦士さん
「偽造防止に非常に役立つ紙幣ということでわれわれも期待しておりましたので、時期を見てATMにも装填させていただきますので、またご活用いただければと思います」
そして、順番がやってきました。
手に取った感想は…
両替にきた人
「うれしいです。まだピンとこないですね。お札という感覚が…これからだと思います」
「記念に、頑張ってギリギリまでとっておきます」
そして、こちらの男性も…
「日本の紙幣ってきれいですね。早く受け取れて感動しています」
さっそく新紙幣で、好物だという和菓子を買いに行きました。
会計を担当した人は戸惑いもあったようです。
店員
「おもちゃ?って思ってしまったんですけど、私も(新紙幣への変更を)忘れちゃってたのでちょっとびっくりしました」
こうした中、企業側は対応を迫られています。
北陸鉄道では3日までに能登の一部地域を除くおよそ400両のバスの車内両替機を、新紙幣対応のものに改修しました。
北陸鉄道 自動車部・西村亮 課長
「バス自体は毎日お客様たくさんご利用なられますので、その方になるべくご不便をかけないということで、対応させていただきました」
しかし、鉄道に関しては順次、新紙幣対応の発券機などに改修していくということで、使えない駅などについては窓口で旧紙幣と両替するなどして対応するとしています。
一方、野々市市内にあるこちらの銭湯では。
券売機を新紙幣対応に改修する工事を4月頃に依頼したものの、まだ業者に部品が届かず。工事は早くて8月下旬になるといいます。
ぽかぽか御経塚の湯・松永紗妃子さん
「まあでもお札が新しくなるのは気分転換になっていいんじゃないですか。私たちは私たちでお風呂屋さんの付加価値を上げながら、一人でも多くのお客様を迎えていきたいなと思います」
改修費用は大きな出費になるといいますが、前向きにとらえていました。