女将「この可能性信じて…」 石川・穴水町に仮設商店街 復興のシンボルに
地震で被害を受けた事業者のなりわい再開に向けて穴水町で仮設商店街が整備されることになり、9日、説明会が開かれました。
9日穴水町役場で開かれたのは「仮設商店街」の入居希望者に向けた事前説明会です。穴水町商工会によりますと、加盟している約300の事業者のうち9割が地震の被害を受け、そのほとんどが、未だ再建のめどが立っていない状態です。
こうした被災した町商工会の会員の早期の再建に向けて穴水町防災広場で整備されるのが「仮設商店街」。
プレハブ平屋建てで8区画が設けられ、業種を問わず入居することができます。
事業を本格的に復旧させるための準備期間という位置づけで、入居期間は原則2年。住民や観光客らが集まる場所として町の「復興シンボル」を目指します。
9日は7つの事業者が集まり担当者から説明を受けました。
こちらは全壊判定を受けたという料亭旅館竹亭の女将・落合千夏さん。
落合千夏さん:
「理想的ですよねシンボルになりますし、再建の方がなかなか思うように進まなくてそれまでの期間どうやって食べていくんだという話になるので、この可能性を信じて(参加した)」
仮設商店街は今年10月に営業を開始する予定で応募多数の場合は抽選で入居する事業者を決めるということです。