能登の魚醤に地域ブランドの”お墨付き” 国が定めた地域ブランド保護制度に認定
地域ブランドを保護する制度、GI=地理的表示に、能登の伝統的な発酵調味料「いしり・いしる」が認定されました。
能登で古くから作られている「いしり」「いしる」は、イカの内臓やイワシ、サバを原料とする醤油に似た風味を持つ「魚醤」のひとつです。
今回、「いしり・いしる」が認定されたGI=地理的表示は、国が定めた地域ブランドの保護制度で、名称が知的財産として保護され、ブランド力の向上につなげる取り組みです。
県内では、「加賀丸いも」「能登志賀ころ柿」に次いで3例目で、生産者で作る協議会が、申請していました。
NNN取材団・白鳥貴久 記者
「生産者からは復興への一歩になればと期待の声が上がっています」
元日の地震で被災した生産者も多く、輪島市で「いしる」などを扱う「舳倉屋」も、生産がストップしています。
今回の認定を受け、舳倉屋の岩崎社長は、「今後の再建に向けて心強い。一日も早く再建できるよう頑張っていきたい」と話していました。