3人が14日間孤立した輪島沖の「舳倉島」 上空から撮影 被害の状況は把握できず
輪島市の沖合に位置する「舳倉島」
現在、定期船は運行できなくなっていますが、元日の地震の後、島はどうなっているのでしょうか?
上空から取材しました。
17日。
NNNのヘリが舳倉島に向かい、島の様子を上空から撮影しました。
一見、島の形は以前と変わらないように見えましたが…
漁船が岸壁に乗り上げていたり、建物の壁が壊れるなどの津波や地震による被害が確認できます。
また、船溜まりには大量の木材やコンテナなどが流れ着き、まったく手がつけられていない状況です。
輪島沖およそ50キロに位置する舳倉島は、年間を通じて住んでいる人はほとんどいません。
しかし、海女たちによるサザエやアワビの素潜り漁の拠点となっていて、漁が解禁される夏場には100人ほどが暮らしています。
輪島市によりますと、元日の地震発生当時、島には住民ら3人がいて、一時孤立しましたが、1月14日、自衛隊のヘリコプターで輪島の市街地に移送されたということです。
ただ、現時点では舳倉島の詳しい被害の状況は把握できておらず、伝統の素潜り漁などへの影響が心配されます。