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金沢百万石まつり開幕 ことしは能登のキリコも展示「復興の灯り」に

2024年5月31日 18:27
金沢百万石まつり開幕 ことしは能登のキリコも展示「復興の灯り」に
城下町金沢の初夏を彩る金沢百万石まつりが31日、開幕しました。
今回は、能登応援として祭りの象徴であるキリコが金沢に出張します。

午前9時。
金沢神社では、まつりの開幕を告げる「お水とりの儀式」が営まれ、金沢の地名の由来となった金城霊沢の霊水がひしゃくでくみ上げられ、神社に奉納されました。

加賀藩祖・前田利家公とお松の方を祀る尾山神社では祈願祭が行われ、宮司が祝詞を奏上した後、巫女が「浦安の舞」を奉納。
村山卓 金沢市長らが神前に玉串を捧げ、まつりの成功を祈願しました。
百万石まつりは3日間行われ、メイン行事の百万石行列は1日午後2時から金沢駅で出発式が行われます。

そのころ、輪島市の輪島キリコ会館では…。

キリコの搬出作業が行われていました。
施設では30基のキリコを保管していますが、元日の地震でほとんどが倒れ、修復作業が必要な状態に。

こうした中、3基が奇跡的に無傷の状態で残っていて、そのうちの1基が今回の金沢百万石まつりに展示されることになったのです。

輪島キリコ会館・大下 慎司さん:
「もともとキリコは夜のお祭りで神輿が進む道の照明係、案内役としてお供するために明かりをともして担がれるわけですからね」
「1つの復興のきっかけというか"希望の灯り"になればという思いはありますね」

運び出されたキリコは、金沢城公園で組み立て作業が行われ、三の丸広場に展示される予定です。

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