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断水続く中で小学校再開…手洗い場にポリタンク 停電ほか各地の復旧は

2024年1月29日 19:51
断水続く中で小学校再開…手洗い場にポリタンク 停電ほか各地の復旧は
能登半島地震の発生から1か月が迫る中、七尾市では、県内最多の1万5千戸以上で断水が続いています。水がない中での再開となった小学校では対応に迫られています。

七尾市にある能登島小学校では、久しぶりににぎやかな声がかえってきました。

■児童
「おはようございます」

29日は児童76人が登校し、およそ3週間遅れの始業式が行われました。

しかし、学校再開にあたって大きな問題が。手洗い場に設置されていたのは、ポリタンク。
断水のため、休み時間は、モーターで水をくみ上げて、蛇口から水を出しますが、それ以外の時間帯には、ポリタンクの水を使っています。

■能登島小学校 新谷勝士 校長
「自分らでできること、市に働きかけてできることがあれば、していきたい」

地震から4週間となった今も続く断水。

ほぼ全域で水が通っていない輪島市では、水道復旧のスピードをあげるため、市内に新たに3か所浄水施設を設けることが判明。3月中には、市内全域で断水を解消したい方針です。

一方で1月中の復旧を見込んでいるのは「電気」です。

■記者リポート
「現在も停電が続く輪島市の住宅街では、復旧の作業が行われています」

避難所から一時帰宅していた住人は。

■停電が解消した住人
「つきました」「いいですね、やっぱり」

断水は続いていますが、電気が通ったので片付けを始められると話していました。

一方でこんな光景も…ずらーっと並んだ車の列。行列の先にあるのは。

■記者リポート
「七尾市の災害廃棄物仮置場です。朝から多くの人が訪れ車列を作っています。」

28日までに合わせて7000台を超える車両が訪れているといいます。

■住民インタビュー
「朝7時から集めて積んで大変。捨てなきゃどうにもならない」
「時間がかかるから朝8時前に来た。きょう2回目。空見てます。気が遠くなる」

多くの人を困らせる、長い待ち時間。その原因となっていたのは、「分別」です。持ち込まれた災害ごみは、可燃粗大ごみやガラスなど10品目に分ける必要があります。

七尾市では、スムーズな回収に繋げるため、あらかじめ分別して持ち込むなど、対応を呼び掛けています。
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