深刻な液状化被害 石川・内灘町で現状や今後の復旧についての住民説明会
能登半島地震で深刻な液状化の被害が出ている内灘町の西荒屋地区で、現状などについての住民説明会が開かれました。
内灘町では、今月20日から町内8つの地区の住民を対象に順次、説明会を開いています。
最も液状化の被害が深刻な西荒屋地区の説明会にはおよそ200人が集まり、町からは復旧に向けた液状化調査の現状などが報告されました。
また、今後の液状化を防ぐ対策として、地盤改良を行う工法と、水道管などを地下に埋め、地下水位を低下させる工法、2つの案が示されましたが、住民からはその内容について質問が相次ぎました。
■質問
「地下水位低下工法がこの地域では採用できないとなった場合に、一択になるのか、 他の代替案を検討することになるのか」
町ではボーリング調査などを行い、工法の選定を進めていますが、工事の実施は当面先になるといいます。
町では10月中をめどに調査や検討の結果などを公表し、その後、住民の意向を確認する方針です。