簡易トイレは前年の約2倍…需要高まる防災グッズ 道民の“備え”は? 東日本大震災から14年
いま世の中で気になる話題について、街のみなさんにお話しを伺いました。
(宮永キャスター)「3月11日、東日本大震災から14年となります。防災グッズをみなさん備えていますでしょうか?私は普段持ち歩いているカバンの中にもこういったライトを持っています。実はこれランタンにもなるんです。みなさん、どんなことを備えているでしょうか?」
『東日本大震災から14年 備えている“防災グッズ”は?』
(宮永キャスター)「東日本大震災から14年。普段、防災意識は?」
(札幌市在住)「地域のまわりのマップとかは見るようにしているけど、防災グッズとかは備えてない」
(宮永キャスター)「いざという時にそのまま食べられるものは?」
(札幌市在住)「お菓子とかしかないです」
(北竜町在住)「備えとしては、ポータブル電源を小さいながらでも用意している。(胆振東部地震のときは)農家だから発電機があったので、発電機で情報的なものや日常的なこともできました」
(宮永キャスター)「災害時に食事での心配は?」
(北竜町在住)「それぞれ(農家は)蓄えがある、庭先に行けばなんでもある」
(札幌市在住)「胆振東部地震で停電を経験しましたので、水が無くなることと、トイレが一番困るので、簡易トイレは家族(3人)分は用意しています」
2018年9月に起きた胆振東部地震での停電、いわゆる「ブラックアウト」を受けて、災害への備えをするようになったという方が多くいました。
大手ホームセンターによると、2024年の1年間で「簡易トイレ」は前の年の倍近く売れていて、カセットボンベや携帯ラジオといった電源のいらない防災グッズも安定的に売れているということです。
また、先ほどの女性はー
(札幌市在住)「缶詰とか普通のレトルトパックみたいなものも(備えて)あります」
さらにー
(札幌市在住)「(非常食としてビン詰めの)ベビーフードとかもストックしている。家族の命を守ることを考えると、いろいろ準備しておかないといけない。小さい子どもがいるので、水は常に準備しておくようにしています。(2リットルを)24本くらい」
(宮永キャスター)「自分用には?」
(札幌市在住)「パンですね。(賞味期限が2か月弱)もつようなパンを常備しています。通常でも食べられるような感じで」
(岩見沢市在住)「最近の(防災食)はめっちゃおいしいなと思います。温めなくてもいいし温めてもいいお粥なんですけど、お粥自体に出汁の味がついていてすごくおいしかった」
警視庁警備部災害対策課によると、みなさんがご家庭で備えている「防災リュック」よりも、より手軽に備えられるものとして「防災ボトル」をつくっておくことを勧めています。
ボトルの中には「ホイッスル」や「圧縮タオル」、「ミニライト」や賞味期限が長く常温でも保存できる「ようかん」など、11種類を収納しておくといいということです。
災害はいつ起きるかわかりません。
東日本大震災から14年の3月11日をきっかけに、今一度災害対策グッズを見直してみてはいかがでしょうか?