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ないごて!?歩道の雑草伸びすぎ?「走ってくる車が見えない」 除草作業進まぬ意外なワケとは?

2024年6月26日 20:08
ないごて!?歩道の雑草伸びすぎ?「走ってくる車が見えない」 除草作業進まぬ意外なワケとは?

 身近な疑問を解決するないごて!?きょうの担当は磯脇さんです。最近、道路や歩道の植物が生い茂り、道にはみ出してしまっているところを見かけませんか?雑草が伸びすぎではないかと視聴者からの投稿があり、現場や道路管理者などを取材してきました。

【道路の雑草 伸びすぎでは?】

 KYTのないごてフォームに1通のメールが。

(視聴者投稿)
「毎日散歩を日課にしていますが、歩道の雑草がすごくて雨の日など濡れて大変です。通学路になっているところもあるけど、どこが管理しているのですか?木を植えたりツツジを植えたりはするけど、あとは手入れしていない!なんで!?」

 エブリーは取材を始めました。

(磯脇琢磨アナウンサー)
「鹿児島市吉野町の県道16号です。こちら歩道上に植えられた植物が伸び、路肩にまではみ出てきてしまっています」

 近くの会社で働く人は…

(近くの会社で働く人)
「上から下ってくる車が直前まで見えない。相当車道のほうに出ないと見えない。車からクラクション鳴らされたりとか、そういう経験がある」

 行政が草木を刈るのを2年ほど見ておらず、仕方なく自ら刈っているということです。

(近くの会社で働く人)
「全部きれいに刈ったがこんな状態」

(磯脇琢磨アナウンサ-)
「1年間でこんな状態?」

(近くの会社で働く人)
「いや、半年ぐらい。せめて年に1回でもいいので、今が一番生い茂る時期だから伐採やせん定をしてもらえたら助かる」

 県道を管理する県の道路維持課は「梅雨の時期からお盆の頃にかけ伸びているところを優先的に刈り取り始める」としています。

 一方、鹿児島市の市道、パース通りでも中央分離帯で大きく育った植物が車道にはみ出していました。さらに。鹿児島市与次郎の市道もご覧のありさまです。

 今年は例年より雑草の伸びが早い気もするのですが…。鹿児島市の造園業者に話を聞いてみると、雑草は種から芽吹く時期に雨に打たれると生長のスピードが早まる傾向にあるといいます。今年は雨や気温の高さが影響して生長のスピードが例年よりも早い傾向にあるのでは。と指摘していました。植物の生長に、行政によるせん定や除草が追い付かないのでしょうか?

 鹿児島市の市道を管理する鹿児島市道路維持課を訪ねると驚きの事実が。以前は8月と12月の年2回刈り取り作業を行っていたものの、3年前から7月から10月の間の年1回に減らしているというのです。なぜ回数を減らしたのか。背景には、物価高や人件費の高騰がありました。

(鹿児島市道路維持課 内村伸二課長)
「燃料費の高騰や人件費の高騰により施工単価が上昇していて、また炎天下での作業作業員の高齢化などがあることから施工範囲や施工回数施工時期を考慮しながら作業を行ってる。これまで年2回が頭にあると思うがそういう事情があって現在いろんな検討をしている。市民も理解してもらいたい」

 「限られた予算の中で、通学路や幹線道路などを優先的に作業する」「今後も施工単価の上昇が考えられることから、防草シートなどを使った対策を検討したい」とも話し、市民への理解を求めていました。

 ちなみに、雑草が伸びて車両や歩行者の通行に支障がある場合は、道路管理者に連絡をお願いします。

    鹿児島読売テレビのニュース